トゥループスを設立する前に僕が勤めていたのは港区南青山にある30名ほどの制作会社です。

その当時はチーフプロデューサーとして超大手の通販カタログの制作を任されていました。自分で言うのも何ですが、売上も利益も充分すぎるほど会社には貢献していたと思います。『お山の大将』的な性格である自分にとって、やりたいようにやらせてもらえたことは、もちろん任せていただいた社長のお陰・・というのもありましたが、クライアントや一緒に仕事をするスタッフ達から、「こいつの言う通りにやっていれば間違いはないだろう」という信頼感を得ていたことだと思います。でも信頼感を得るってそう簡単ではありません。通販カタログ制作にとって必ず求められること・・それは”商品が売れる”ことです。売れなければ例えカッコ良くて綺麗でも、それはダメなクリエイティブなんです。

ではどうしたら結果が出せるんだろうか・・?常に「売れるためには!」が求められます。でもある日ふと疑問が湧いてきました・・・お客様がその商品を欲しいって思ってもらうことが一番大事なのではないか。『売れる』というのは売る側の利己的な考え方ではないのか。商品を手に取って買えないお客様が魅力的だと思ってくれるような誌面を作らなければ買っていただける訳が無い・・?究極の答えは当たり前でした。そう「買っていただくこと」です。

それはお客様の背中をちょっとひと押しさせていただき、商品を購入していただくためのきっかけ作りのお手伝いをプロモーションを通して、お客様が本当に求めているモノを必至になって考える。それが通販カタログを制作する原点なんだと。